2025年5月11日(日)、浅草にて、茶道石州流宗家 東京支部の創立60周年記念茶会を開催いたしました。
会場は、浅草ビューホテルと浅草寿仙院。ホテルでは祝賀会、献茶式、点心席を、寿仙院では濃茶席と薄茶席をご用意し、皆さまをお迎えしました。
前夜の祝賀会は、ビューホテル28階の会場にて開催。浅草寺やスカイツリーの夜景を眺めながら、和やかでにぎやかなひとときを過ごしました。
茶会当日は、恒例の献茶式から始まりました。貞明宗匠の美しいお点前を間近でご覧いただき、参加された方からは「とても感動しました」とのお声もいただきました。
その後は、赤・青・黄・緑の4つのグループに分かれ、案内係がそれぞれの会場へご案内しました。
寿仙院の本堂では濃茶席を行い、矢羽根の風炉先など石州流らしいお道具に、皆さま興味深くご覧になっていました。
薄茶席では、立礼でのお点前を披露。工夫を凝らした手作りの仮床は「素敵ですね」とたくさんのお褒めの言葉をいただきました。
点心席では、前夜の祝賀会で上映したスライドショーをもう一度お楽しみいただきながら、今半のお弁当をご賞味いただきました。お料理もとても好評でした。
また、ホテルの更衣室やクロークを利用できたことで、荷物を持たずにゆっくりとお過ごしいただけたのも喜ばれたようです。
当日は、秋田・福島・石川・香川・広島・大阪・奈良・京都・鳥取など、全国各地からお越しいただき、東京支部の会員を合わせて約120名の茶会となりました。
東京支部一同、この記念の一日を通じて、たくさんの学びと経験をさせていただきました。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
茶道石州流宗家 東京支部
江戸時代「剣は柳生、絵は狩野、茶は石州」と言われ、石州流は幕府御用達でした。愛宕山神社の前に屋敷を構えていた片桐石州は、江戸に滞在していた諸大名を茶席に招き、武家のたしなみとしての茶の湯を伝えました。その洗練された作法と精神は、全国へと広まり、広く親しまれるようになったと伝えられています。
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